Arturo Vittori氏は国際的に活躍する建築家で、ジェット旅客機の客室デザインなども手がける。Andreas Vogler氏はミュンヘン工科大学で「茶室」にヒントを得た次世代の住宅「マイクロコンパクトホーム」で知られるリチャード・ホーデン教授の助教授を努めていた。同大学で国際宇宙ステーションや有人火星探査のための宇宙建築学の指導などを行う。二人は2003年に共同で「Architecture+Vision」を設立し、航空宇宙産業の進んだ技術や考え方を建築やインダストリアルデザインに取り入れる活動を始めた。砂漠でも快適な室温を保つことができる、太陽電池を使用したテントを欧州宇宙機関(ESA)などとの共同研究で開発。「DesrtSeal」と名づけられたこのテントは、近代美術の殿堂と言われるニューヨーク近代美術館(MoMA)に展示されている。 |