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アンナリーザ・ドミノーニ
マリア・ソメーラ・グロッシ

コンスタンス・M・アダムス

アルトゥーロ・ビットーリ(イタリア)
アンドレアス・フォーグラー(スイス)

Arturo Vittori氏は国際的に活躍する建築家で、ジェット旅客機の客室デザインなども手がける。Andreas Vogler氏はミュンヘン工科大学で「茶室」にヒントを得た次世代の住宅「マイクロコンパクトホーム」で知られるリチャード・ホーデン教授の助教授を努めていた。同大学で国際宇宙ステーションや有人火星探査のための宇宙建築学の指導などを行う。二人は2003年に共同で「Architecture+Vision」を設立し、航空宇宙産業の進んだ技術や考え方を建築やインダストリアルデザインに取り入れる活動を始めた。砂漠でも快適な室温を保つことができる、太陽電池を使用したテントを欧州宇宙機関(ESA)などとの共同研究で開発。「DesrtSeal」と名づけられたこのテントは、近代美術の殿堂と言われるニューヨーク近代美術館(MoMA)に展示されている。

セシリア・ハーツ

オルガ・K・バノーバ

バードハウスは、世界のデザイナーたちに、そのデザインの提出を求める日本のバードハウスプロジェクトの招請を受けて設計されるものであります。バードハウスは、人間と自然の交わりを象徴するもの、と考えられています。
私たちの高層は、大地と空の間に通路をつけることでありましたがそのための構造はデザインを重ねるうちに進展しました。三つの巣は一枚の帆によって守られますがコンピューター設計の球形をしておりレーザー焼結で作ります。帆には風や太陽から巣を守るのが第一ですが全体を風の方向に回転させることで引きずられないようにもするのです。巣は
5.75メートルのカーボンファイバーの支柱によって空中に支えられています。
その支柱を支える台は、縦位置から水平位置に開く設計になっています。支柱は手づくりの陶器の中へ差し込むことでブナ材の台に取り付けます。台の折りたたみ式の脚を拡げて安定させ、強風による転倒を防ぎます。
長さ
3メートルの竿が5本、水平方向に撓って、地表近くの空気の動きにつれてゆるやかに揺れるのです。その竿の先端に球形の灯りが一つずつついていますがその電力は太陽電池が昼間にバッテリを充電して供給され暗くなるとすぐに点灯します。
帆の上一面に雨や凝結した水滴が集められ、それを台のテラコッタのつぼが吸収し、木製の脚に流れてゆきます。
このバードハウスのもっとも詩的な姿は、自然のゆらぎ
風がそれを揺らし光がそれに戯れるところに見られるのです。特に夜になって五つの光の球が灯り、帆が月の光を反射する時に。

アニリール・セルカン

尾登 誠一 八木澤 優記

十亀 昭人

アルトゥーロ・ビットーリ
アンドレアス・フォーグラー
セリーヌ・ローリエ

セリーヌ・ローリエ(スイス)

マリア・J・デュラオ