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アンナリーザ・ドミノーニ
マリア・ソメーラ・グロッシ

コンスタンス・M・アダムス

アニリール・セルカン
(トルコ共和国)

セシリア・ハーツ

1973年ドイツ生まれ。国籍はトルコ共和国。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻助手、エール大学客員教授などを務める。2004年トルコ人初宇宙飛行士候補に選ばれる。宇宙エレベーター計画など、宇宙構造物に関する研究開発により、U.S Technology Award 、ケンブリッジ大学物理賞及びAmerican Medal of Honorを受賞。現在は先端技術を応用し、インフラに依存しないで暮せる空間技術(INFRA-FREE LIFE)を開発、研究している。

オルガ・K・バノーバ

生き続ける立方体
「生き続ける立方体」は、物質的には閉じられているが、エネルギーとしては、また知の活動としては開かれたシステムである我々の地球をなぞっているのです。それは、太陽のエネルギーと人知によって生き残り、生き続ける地球と同じライフサイクルを持っているのです。
この作品は、我々の地球を巨視的に眺めた場合の映像を反映していますが、それは、地球と云う球状の形を連想させるものでしょう。
そこには、宇宙の四つの元素、つまり土、火、空気そして水が住んでいますが、それらは、愛と憎しみの比率の差や、その統合の具合によって、異なった元素として規定されているのです。
およそ、立方体と云うものは堅固な形です。
二次元の正方形が六面集まって、一つの三次元のかたまりを作ります。 地球上の基本的な生活圏の非対称的な複雑さを明らかにするために、一つの立方体と云う最小単位を、対照的にアレンジし、規模を大きくしてゆくことで、最終的な立方体に到達したのです。 強固で対照的な形に、規則性を破壊する緑の要素(植物)を混ぜ合わせたのですが、それは、植え込んだ日から成長を続けるために遂には対象が非対称に依存する、と云うことを認めることになるのです。
この作品は、これらの構成要素を使って、見る人の視点により様々な姿を創り出します。その設計は、選ばれた地点に存在するエネルギーと知識しだいでどんな環境の下でも。そしてどんな方向へでも自由に生成してゆくものです。
当然、闇と光、寒と暖、湿と乾の環境を、そして、大小さまざまの空間を創り出します。 立方体及びそのまとまりは現場で利用できるエネルギーを情報に応じて変化します。 この作品は、秩序と調和の体系であるコスモスの一部になるのです。
「生き続ける立方体」は、本当に生ける有機体なのです。
それは、次に提示する時まで生き残ろうとするなら、世話と大変な注意が必要です。 それを怠れば死滅してしまうのは、ちょうど我々の地球と同じことなのです。

アニリール・セルカン

尾登 誠一 八木澤 優記

十亀 昭人

アルトゥーロ・ビットーリ
アンドレアス・フォーグラー
セリーヌ・ローリエ

マリア・J・デュラオ