人間と同様に鳥たちも帰属意識と安心感を生み出すために巣をつくります。 現在のところ、両者は地球を共有し、共存していますが、いつか別れ別れに住む日がやってくるかもしれません。 人類の歩みは、常に探求して、新しい場所、新しい好機を発見しようとする努力によって押し進められてきたのです。 だから、ちょうど鳥たちが巣を去るように将来いつか我々人間もこの地球を後にして、未知の果てしない宇宙の探検に乗り出し、新しい世界、新しい惑星を発見する日が来るでしょう。 私はそういう感情の動きを、作品のコンセプトの中で表現しようとしました。 このモデルは、他の惑星などの過酷な環境の中で、我々の未来の住宅の原型としても役立つでしょう。 球形を選択したのは、惑星の形のようであるからですが、またそれが外圧に耐える物体の形であり、地球から遠く離れた厳しい周囲の状況の中で生き抜くための住居を設計するのに利用できるからでもあります。 |