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アレッサンドロ・メンディーニ

ウィル・アルソップ
(イギリス)

リチャード・グラックマン

様々な賞を受賞している国際的な建築・都市設計事務所で、100名以上のスタッフを擁する。ロンドンとロッテルダムにスタジオが、トロントには提携事務所がある。もともとは、1979年にロンドンでウィリアム・アルソップが創設した事務所である。開設当初から国際的名声を得、これまで幅広い分野で様々なプロジェクトを完成させてきた。一連の主要プロジェクトを成功させたことで、英国有数の建築・設計事務所という地位を確立している。これまでのプロジェクトには、ヨーロッパ最大の地下鉄道駅ノース・グリニッジ、ロンドンの地下鉄ジュビリー線延伸、カーディフ湾堰プロジェクト、ヨークシャーとサウスロンドン・ペッカムのアースセンター(地域の環境教育拠点)、新メディアセンターと図書館が含まれている。アルソップ・アーキテクツは現在、ロンドン、ミッドランド地方、イングランド北部地方、オランダ、トロント、シンガポールの現場でビル建築に携わっている。事務所は、その文化的価値を損なうことなく、非常に洗練された国際的な組織へと、有機的に発展してきている。アルソップ・グループ内における最近の多角化路線から、マスタープラン作成業務に携わる「ビッグ・アーキテクチャー」と、グラフィックスや環境、アイデンティティを取り扱うデザイン事務所「A...」が生まれている。

オディール・デック

 そう…私がバードハウスを創ったのは、私が心に描く鳥、そのものだったから。 私は、鮮やかな色に魅かれて、木に似た形の物の上で羽根を休めるだろう。とても整然とした、幾何学的な木だけれど、私は鳥で、幾何学なんて分からないから、そんなことはどうでもいい。止まり木と根があり、お腹が満ちたりているので、とても幸せな気分になれる。 無論、私には分かっている。もし、私が望んだら、飛び立つことができる、と。別に、このケースの中に閉じ込められているわけではないのだから。でも、この場所でささやかな暮らしを送ろう…ここは魔法のバードハウスだ。 早春、私たちの関心は繁殖へと向けられる。それは相手を見つけるのに絶好の「出会いの場所」だ。容姿端麗なものもいれば、率直に言って醜いものもいるが、大抵、皆、何とか相手を見つける。素晴らしいことだ。 そして今…巣作りが進められているこの時に、私たちは本式のバードハウスのミニチュア、すなわち、枝やその他細々したものを積み重ねてできた棲家を創る。なかには、周りにすっかり溶け込んで、外からは、それと分からないものもあるが、夜遊びがしたい時に、雛の面倒をみてくれる隣家があるので、子育てをするのにとても良い場所だ。 そう…本当に良い場所だ…入念に考え尽くされていることがよく分かる。 人間が、私たちにかなりうんざりしていることは承知している。確かに私たちは日の出前に目を覚まして、とても気分が良いので、それから、自分のテリトリーであることを皆に理解させるために、囀り始める。しかも、これは認めざるを得ないことだが、ほんの少し耳障りなほどに。とはいっても、それは、とても美しくもある。 ここは私のお気に入りの場所の1つで、とりわけ夕方になると来て、陽が沈むのを眺めてから、あの複雑な建造物に帰り、夜のひと時を友達と過ごす。

アクセル・シュルテス

ウィル・アルソップ

チェーザレ・マリーア・カサーティ